パタンナー
【パタンナー】
デザイナーが起こしたデザイン画を基にパターンを設計する職業がパタンナーです。
<パターンを製図する>の回で職種内容について触れていますので、そちらをご参照下さい。
【生産管理】
縫製や工場の回等で度々触れましたが、アパレル業界に置いては日陰な存在の職種です。デザイナーやパタンナーはその名の通り華やかな言葉、マーチャンダイザーもなんだか格好いい響き。
生産管理・・・四文字熟語のような固そうな響きですが、実は大切な職種です。
ブランドの品質、信用を作ります。企業規模や形態によって業務内容は多少異なりますが、主に商品を形にする流れを管理します。資材の手配や発注(生地、副資材、付属、洗濯表示、ブランドネーム、下げ札等)サンプル縫製、量産、プレスなど、工場との交渉、納期管理、また、品質チェックや在庫管理、商品出荷も場合によっては行います。品質、コスト、納期のバランスを考慮して1品番(1型)ごとに進めます。
1品番ごとにデザインも違えば、生産枚数(ロット)も違います。取引工場と納期や工賃の交渉も仕事の一つです。
また、設計品質を形にするには工場ごとに特性を見極める必要もあります。工場も資材もお金も販路も常に動いている為、予定調和というわけにはいかず、イレギュラーな対応力が求めらる職種ですが、生産管理に就くにはこれといった資格や条件はありません。
その為、最終学歴がファッション系教育機関以外の場合も多く見受けられます。ですが、ファッション(洋服)に関する知識を身に着けている方が有利です。