サステナブル最前線。LCAを覗く 一般財団法人カケンテストセンター
2050年脱炭素目標と関連性が高く、環境負荷に対する新たな考え方として注目されている”LCA”。 そのLCAを深堀すべく、LCA最前線について、一般財団法人カケンテストセンター サステナビリティ戦略推進室のお二人にお話を伺ってきました。
一般財団法人カケンテストセンター
「より良い暮らしのために」をパーパスに繊維関連や皮革類、紙、ゴムやプラスチックなどの幅広い分野での品質試験・検査を主な業務としています。
”SDGs” ”気候変動” ”脱炭素” そして耳にすることが多くなった”サステナブル”という言葉。
”サステナブル(Sustainable)”とは、英語の「sustain(持続する)」と「able(できる)」を組み合わせた言葉で、「持続可能な」「ずっと続けていける」という意味。
環境・社会・経済などの分野において、長期的に持続可能な社会を実現するための取り組みを指し、日本語では「持続可能性」とも呼ばれて少しずつ取り組みがおこなわれています。
では、なぜ”サステナブル”という考えが必要なのか。。
温室効果ガスによる気候変動によって地球温暖化による異常気象や災害の激甚化。
人類は重要な局面に立たされているなか、世界は脱炭素に向けて動き出しています。
2050年カーボンニュートラル
日本では2020年、当時の菅総理の所信表明演説において「わが国は、2050年までに、温室効果ガスの排出量を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」と宣言がされました。
2050年に脱炭素を達成するためには、すべての企業や組織が、温室効果ガス排出量を実質ゼロにする必要があります。
さらには、この目標を達成するために、
■2030年には2013年度比46%減、さらに50%減の高みを目指して挑戦していかなければなりません。
Q.そもそも自分の会社は、今どのくらい温室効果ガスを排出しているのか。
Q.具体的にいつまでに何トン削減すればいいのか。
Q.まず、どこから削減に取り組めばいいのか。
そんな悩みを解決してくれるのが”LCA”です。
2050年脱炭素目標と関連性が高く、環境負荷に対する新たな考え方として注目されている”LCA”
”LCA”とはライフサイクルアセスメント(Life Cycle Assessment)
ある製品・サービスのライフサイクル全体(資源採取―原料生産―製品生産―流通・消費―廃棄・リサイクル)又はその特定段階における環境負荷を定量的に評価する手法のことです。
そのLCAを深堀すべく、LCA最前線について、
一般財団法人カケンテストセンター サステナビリティ戦略推進室の藤田一馬さん、伊藤未緒さんのお二人にお話を伺ってきました。